乳腺外科
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0476-20-5551
乳腺外科
現在日本では、乳がんは現在8~9人に1人がかかると言われています。
乳がんの早期発見は貴方の命を守ります。
乳腺外科では、乳房に関するさまざまな症状(しこり、痛み、分泌など)に対しての診断と治療を行います。
画一的でなく、患者様に必要な検査(マンモグラフィ、超音波検査、組織診等)をした上で、乳腺専門医が解りやすく説明をし、はじめての方には乳房の自己検診法の仕方の指導をいたします。
問診表を下記よりダウンロード、印刷し、あらかじめご記入の上受付にお持ちいただきますとスムーズに診療が受けられます。
北は福島、南は沖縄まで、そして海外からも多数の患者様に来院いただいています。
当院は以下の認定を受けた乳がん検診施設に認定されています。
複数の経験豊富な乳腺専門医が所属(女性医師含む)、経験豊富な女性技師による検査
(検査結果は当日ご説明し、必要であれば精密検査を行います)
最新、最高の設備による検査を実施しております。
開院10年で1200人以上の乳がんを当院で診断しております。
女性専用待合室、パウダールームを完備しておりますので、安心してお待ちいただけます。
新開発最高峰の高周波プローブを搭載(24MHz)
小さい病変や石灰化を見逃しません。
Superb Micro-vascularImaging(SMI)
微細、低流速な血流を描出可能とするSMIモードも搭載。
良性と悪性の判断を補助し無駄な精密検査を減らします。
Shear wave Elastography(SWE)
腫瘤の硬さを画像、数値化する最新の機能を搭載。
Breast Scan Guide
マンモグラフィ画像上の病変位置を正しく把握し、超音波検査を行えるように開発された最新の機能を搭載。
マンモグラフィで石灰化や腫瘤性病変が疑われる部位を超音波でも検出し易くすることによって、見えにくい石灰化や小さい病変を見逃しません。
世界初のAI技術を活用し、さらなる高画質化を実現した“DeepInsight技術”を搭載した新時代の超音波診断装置です。
DeepInsight技術は、AI技術を活用して、診断に必要な信号を選択的に抽出します。その結果、電気ノイズに埋もれていた微細な組織や複雑な組織構造を、より明瞭に描出することが可能となります。
乳がん検診の費用の説明を行っています。
乳がん検診のことでわからないことや不安なことがあればお気軽にお電話ください。
痛みやしこりが触れる等の症状や所見がある場合、適応になります。
25歳以上の方は、マンモグラフィ+超音波の検診をお勧めしています。
マンモグラフィ+超音波+診察 | 4000円程度 |
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マンモグラフィ+超音波+診察 | 10000円程度 |
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予約時間に来院して、スムーズに受付
乳がん検診の予約は、30分刻みで受けつけています。
予約なしの場合も、当日の混み具合により2~3時間待つ可能性もありますが、受診可能です。予約していれば、受付から検査結果の説明まで通常は60分程度です。
受付がお済になったら、奥の女性専用待合室にご案内いたします。
女性専用待合室で、ガウンへ着替えていただきます
検査前後、診察前にお待ちいただく場所です。
検査着のままでも、気軽にご利用いただけるように、女性に限定したスペースになっておりますので、男性の方や付き添いの方は、一般待合室でお待ちいただきますようお願いいたします。
マンモグラフィ検査
検診マンモグラフィ撮影認定資格を取得している女性放射線技師による撮影です。
圧迫による乳房の痛みを極力抑えるように丁寧に優しく撮影いたしますので、安心してお受けください。
所要時間は5~7分前後で終了いたします。
検査の際に特段、ご用意いただくものはありませんし、お食事の制限もありません。
生理の前は乳房が張りやすいため、痛みを極力避けたい場合は生理後1週間頃の受診が良いです。
超音波検査
検診超音波検査認定を取得している女性放射線技師または乳腺専門医による検査です。
マンモグラフィの画像を確認しながら検査が出来るため、無駄のないきめ細かな検査が可能です。
所要時間はおおよそ7~8分です。
所見によっては、医師によるダブルチェックを行うことがございます。
超音波検査は基本的に痛みを伴わないので、安心してお受けください。
検査中ご不明な点やご不安なことがございましたら、気軽に何でもお尋ねください。
検査結果説明(医師による診察)
当院では乳がん検診ガイドラインより、視触診は推奨されておりませんので、基本視触診は施行しておりません。御希望があればお申し付けください。
検査結果を専用の手帳に書いてお渡しいたします。次回検査の際も、お持ちください。
組織採集等の精密検査が必要な場合、当日ご案内いたします。
組織検査の結果説明は、約2週間後になります。
お会計
女性待合室でお待ちください。
会計の準備が出来ましたらスタッフが伺います。
問診表を下記よりダウンロード、印刷し、あらかじめご記入の上受付にお持ちいただきますとスムーズに診療が受けられます。
マンモグラフィおよび超音波検査の結果から何らかの所見があり、経過観察にはしない方が良いと判断した際には病理学的検査が必要です。その場でご説明して、同意していただけたら、組織の採取を行います。
組織を採取する方法
病院によっては、通常の血液検査や注射などに用いる細い注射針で腫瘍を刺して診断することがあります。これは細胞診といわれる方法で、熟練した乳腺専門医が行えば、乳房腫瘍の良悪性を判断するのに非常に簡便で、効率的な方法です。
この方法で診断をすることも、非常に重要なことであると考えていますが、現在は当院では行っていません。その理由として、細胞診では良悪性を判断することは可能ですが、悪性の乳がんであった場合に、その乳がんがどのような性質を持っているかを判定できないからです。
現代の乳がん治療は、乳がんの性質にあわせた、オーダーメイドな治療を行うことが最も重要です。場合によっては、その情報によって治療手段が変化する可能性があります。
そのため、当院では患者様にとって最良の治療を受けていただくために、組織診を優先して行っています。
ただし、腋の下のリンパ節が腫脹していることが画像診断でわかっている場合は、リンパ節に対してこの細胞診を行うことがあります。
リンパ節については、良悪性を判定することで十分であると考えられるからです。
当院で現在最も多く行っている方法です。最大の特徴は、針の内腔へ向けて吸引しながら腫瘍組織を採取するため、より多くの組織を採取することが可能です。これにより、良悪性の判断が容易となり、乳がんの性質を検討する診断精度の向上が見込めます。
当院で使用している「BD EleVation バイオプシーシステム」は、効率よく必要量の検体を採取するために開発された吸引式乳房組織生検用デバイスです。一回の穿刺で複数検体を採取することが可能となり、1検体当たりの採取にかかる時間は約9秒と、病理診断の検体採取にかかる時間を大幅に短縮されることにより身体への負担を最小限に抑えます。
CNBは吸引細胞診より細い針を用いて組織を採取する方法です。組織の採取量は吸引細胞診に比べてかなり少ないのですが、細い針を用いるため、内出血などの合併症が起こりにくいという特徴があります。
心臓が悪くて、血液を固まりにくくする薬剤を内服している方など、出血傾向がある場合はこちらを用いることがあります。
組織の採取は、乳がんか否かの診断には欠かせない精度の高い手技です。熟練の技術で痛みを最小限にして行います。
所要時間は数分から長くても10分程度で済みますし、処置に伴う痛みや出血もほとんどありません。以前行われていたような皮膚の切開生検とは異なり傷も残りませんし、皮膚の縫合も不要ですので抜糸もありません。検査後はすぐに帰宅できますし、当日のシャワーも可能です。検査結果はおおよそ2週間で判明します。
超音波や、マンモグラフィーなどで腫瘍の位置がはっきりしない場合。または、針生検でいったんは良性と診断されたが、それでもなお乳がんが極めて疑わしい場合などに行われます。切除生検は、あくまで診断を行うための手術であり、乳がんと診断された場合は、治療のための手術を追加で受けなければならないこともあります。
当院では局所麻酔を用いて、日帰り手術で行っています。
当院は
の一次検診を承っています。(詳しくは市町村の案内をご覧ください。)
予約は必要ありません。
混雑を避けるため、午前は9:30~ 午後は15:30~ 受付を開始いたします。
次の方は検診を受けることができません。
検査後、精密検査が必要なければ、結果票をお持ちいたします。(説明はありません)
精密検査が必要であれば、診察にお呼びして画像をお見せして説明いたします。
精密検査は後日改めて受けていただきます。(混合診療になるため同日の検査は出来ません)
乳がん手術後のフォローアップでは、再発予防のホルモン治療や分子標的治療、定期検診等を行います。このフォローアップの期間は10年にもなりますので、大きな病院に通うと待ち時間や予約のとりにくさ、薬を貰うだけに数時間かかるなどのストレスがあって大変です。当院ではこうしたフォローアップを必要としている患者様を受け入れています。
手術を受けた病院と迅速に連携できる体制を敷いているため、安心して通っていただけます。
手術によってがんを切除し、放射線療法や薬物療法をした場合でも、がんが再び発生してしまうケースがあります。これは、目では確認できないほどのがん細胞が、これまでの治療を逃れて残ってしまい、増殖してしまうためです。
がんは手術から5年以内の再発が多いとされていますが、乳がんはがん細胞の増殖が比較的ゆっくりであるという特徴から、10年以上経過しても再発のリスクがあります。
乳がんの再発は研究が進んでいるため多くの治療法がありますし、再発の場合も早期発見により高い治療効果を得られます。
検診頻度は、一般的には術後10年までは3~6ヶ月ごと、それ以降は1年に1回ごとの検査が推奨されています。
手術した側の乳房やリンパ節に発生するがん
他の臓器(脳、骨、肺、肝臓など)に発生するがん
乳がんの再発・転移はさまざまな場所で発症し、その症状も人それぞれ異なります。中には無症状の方もいらっしゃいますので、定期的な検査がとても重要です。
当院では、術後も乳がんのサブタイプやステージに応じて
等の検査に合わせて、必要に応じて成田赤十字病院の医療連携(検査だけを受けに行っていただき画像の説明は当院でさせていただきます)を利用してCTや骨シンチグラフィによる全身検査も実施しながら、術後のフォローアップを行っています。
インプラントで乳房再建をされた方は、インプラントの破損や、インプラント周囲の液体のたまりや腫瘤がないか、くまなく検索いたします。乳房インプラントの合併症として、BIA-ALCL(乳房インプラント関連未分化体細胞型リンパ腫)があります。これはインプラント周囲に形成される被膜組織から発生する増殖性の腫瘍です。非常に緩徐に進行します(平均9年)。適切な定期検診によって確認された場合においては、外科的治療などにより十分治癒が見込めますが、発見が遅れると抗がん剤や放射線治療が必要となる場合や、非常にまれですが死亡例も報告されています。
インプラントを用いて乳房再建をされた方だけでなく、インプラントを用いて豊胸された方もBIA-ALCLが発生する可能性がありますので、定期的な検診が必要です。
乳腺炎とは、その名の通り乳汁を分泌する乳腺に起こる炎症です。急性乳腺炎と慢性乳腺炎に大別され、更に急性乳腺炎は、うっ滞性乳腺炎と、そこに細菌感染が加わった化膿性乳腺炎に分類できます。
慢性乳腺炎は再発性・難治性で治療に難渋することが多い乳輪下膿瘍、乳がんと紛らわしい腫瘤を形成する肉芽腫性乳腺炎などがあります。
急性乳腺炎の主な症状は、以下の通りです。化膿性乳腺炎になった場合には、38度以上の高熱、悪寒戦慄などの症状も現れます。
乳管が十分に開いていない、下着などによる乳房の圧迫、赤ちゃんが母乳を飲む量が少ないといったことが原因になります。また、授乳の間隔が一定でないことで母乳が溜まり、炎症につながることもあります。初産婦の産褥期に発症し、軽度のものを含めると10〜20%の頻度で経験されていると言われています。
乳房マッサージ、搾乳で乳汁分泌の促進を図ることが大切です。乳房を冷やすことで乳汁分泌を抑えることも必要です(冷罨法)。
痛みに対しては消炎鎮痛剤(痛み止め)を内服し、腫脹・発赤を伴う場合は感染予防目的に抗菌薬(化膿止め)を内服していただきます。
うっ滞性乳腺炎によって乳腺に母乳が溜まり、その状態が続く(半日~1日ほど)と、乳頭から侵入した細菌によって感染を起こし、化膿することがあります。
起炎菌は黄色ブドウ球菌、連鎖球菌が多く、その他に腸球菌、大腸菌などがあります。
膿瘍を形成していない時期は抗菌薬(化膿止め)、消炎鎮痛薬(痛み止め)の投与が必要となります。膿瘍を形成する時期は薬剤による治療の他に外科的治療が必要となります。
膿瘍が限局している時、超音波ガイド下での穿刺吸引や、ドレナージが不良の際は膿がたまらないようにチューブを留置します。膿瘍が広範囲に及ぶ場合は切開排膿術を行います。
(産褥期乳腺炎の場合は安易に切開排膿すると乳汁漏になり、傷が治りにくくなるため、最低限の切開を心がけます)
乳輪下または乳輪周囲の皮下に発症する炎症性疾患です。20〜30歳代に好発し、陥没乳頭に併発することが多いです。主乳管が閉塞し、これに逆行性細菌感染が起こって膿が溜まったり(膿瘍形成)、皮膚に穴があいて膿があふれてきたりします(瘻孔形成)。
喫煙、肥満、糖尿病、陥没乳頭がリスク因子とされています。
乳輪下膿瘍は一旦治癒したように見えてもその後も炎症を繰り返すことが多いです。
膿瘍が小さく、炎症が主体である場合、まず抗菌薬投与で保存的に治療を目指しますが、効果が薄い場合は切開排膿を行います。何度も再発を繰り返す場合は、膿瘍腔・瘻孔、周囲肉芽組織とともに責任乳管を合わせて切除し、陥没乳頭があれば、同時に陥没乳頭形成術を行います。
乳腺外科医は陥没乳頭形成術を苦手にしていることが非常に多いですが、当院は陥没乳頭手術の経験が豊富ですので、是非ご相談ください。
局所麻酔で行う手術のみを行います。局所麻酔の手術は日帰り手術です。良性の乳腺疾患のほとんどは局所麻酔での通院手術です。なお、吸収糸を使っての皮膚埋没縫合のため、抜糸は不要です。また、皮膚表面は術後透明のフィルムとなって傷を保護してくれるダーマボンドという接着剤を使うため、基本的に消毒は不要で当日のシャワーも可能です。
成長期に乳房の発育に乳管の発達が追いつかなかったりして、乳管が短いと乳頭が内側に引っ張られて陥没した状態になります。これが陥没乳頭です。
引っ込んだ状態の『陥没乳頭』は、比較的よく見られる症状。刺激すると出てくる場合は問題ありませんが、軽度の陥没であれば乳管の切断は一部で済むため授乳機能は温存できます。
重度の場合、そのままにしておくと授乳が困難であるほか、乳頭や乳腺の炎症(乳輪下膿瘍)の原因になることも。
見た目の問題以上に、衛生面の問題が深刻です。陥没の状況は一人ひとり異なるので、手術方法も色々です。基本となるのは、乳頭の溝部分を切開し、乳首を凸型に整えるという術式で授乳に必要な乳管を可能なかぎり温存し、傷跡も目立ちにくいのが特徴です。
良性の腫瘤(乳がんなどの悪性疾患でないもの)を、正常の乳腺をほとんど切除しないで取り除きます。
全身麻酔が難しい、ご高齢の方の乳がんの手術を局所麻酔で行います。